サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

テレビに興味なかった頃みんな見ていた探偵物語~TVKで再放送中

拳銃バキューンなんて、
今思うと、あり得ないよな

松田優作扮する、工藤俊作なる横浜生まれ、サンフランシスコで刑事をしていた男が、
日本の渋谷の片隅で、探偵事務所を営んで、
個性的な路地裏の仲間たち、イレズミ者、ダンディ、骨董品屋の店主らから情報集めをしながら、
毎回、探偵事務所を訪ねて来る、豪華なキャストとおりなす、
ドラマが、今、TVKで再放送中だ。

さんまの殺し屋、石橋蓮司、懐かしい。

随所で、アドリブで、「野獣死すべし」の宣伝を入れたり、
自由で、面白い脚本だ。

今時、ハードボイルドなんて、流行らないし、
チンピラ役で、岩城滉一清水健太郎志賀勝らが、
出てくるのも、監督 村川透の力かどうか、わからないが、
やがて、彼らは、人気の俳優、話題の絶えない歌手、悪役の大物となっていくわけで、
このドラマはすごく濃いのがわかる。

でも、俺はその頃、
高校受験で、テレビなんて、見ていなかった。
高校2年のとき、再放送で、初めて、探偵物語は見たんだ。

そして、優作は、その頃、映画「野獣死すべし」で、大ヒットを飛ばしたんだよな。

今時の日本で、こんなハードボイルド、やったところで、
見向きもしないだろう。

拳銃、腕力、バイク、グラサン、皮ジャン、たばこ、
まさに、ダサイ、古臭い、迷惑喫煙者、パワハラ、なる男像。

ジョーク一つ言わず、
黙々と、スマホに勤しみ、通販のファッション、酒、たばこはやらない健康志向で、
平穏な、毎日を過ごす。

これが、今の現実。

憧れの男像だった。

いざ、自分が、大人になれば、
シブさやダンディズムなんてなくて、
チャライおっさんになったもんだ

当時の俺からすれば、
優作も、根津も、30歳前後で、
大人っぽくて、自立して、世の中を知り尽くしたような人に思えていた。

長寿の影響か、
年齢とは一致しないぐらいの印象を受ける高齢者、増えたな。

カッコいい、おじいちゃん、
楽しい、おじいちゃん、
目指そう!