今日は、充実したテニスだった。
自分の力をすべて出し切った。
サダチルの武器は足。
俊足。しかし、それは、テニスのときだけ。
短距離なんかは苦手。
なんで、テニスだと足が速いのか自分でもわからない。
しかし、コーチは、口をそろえて、足を認めてくれるのは、10年間変わらない。
野球の選手だって、盗塁の得意な選手は、足が速いだけじゃない。
ピッチャーのモーションを盗むのがうまいんだ。
だから、サダチルのテニスも、相手のモーションで、ボールがどの辺にいくかを予測できるので、
追いついてしまう。
どこにくるか分らないボールは滅多に無いが、
強いて言えば、打てる距離にあえて打ち込むバカなボールが、嫌いなんだよな。
なんで、仕留めないんだろうっていうようなボールが一番嫌い。
男性の早いボールとかは、意外とついていけるんだが、当たり前のところに来るボールが嫌い。
つまり、これがサダチル。
当たり前のことはやらない。
否、やるけど、更に、人と違うことが俺のポリシー。
何であんなプレーが出るのってきっと思うよ。
昨夜、あしたのジョーのDVDを身ながら、力石の華麗なるフットワークを見て、
今日は、サイドステップから、何まで、ボクシングのステップを取り入れて、
とてもいいプレーが出た。
でもね、あしたのジョーってさ、
宿敵、力石徹にも勝てず、世界チャンプのホセ・メンドウサにも勝てず、
結局、肝心なところでは、負けていたよね。
なのにさ、相手は、死に至るほどの、命を賭けないと、
矢吹ジョーには勝てないというか、とにかく、選手生命をかけるだけの
価値ある男が矢吹ジョーだったんだ。
サダチルもテニスしてて思うんだが、かなり相手は、グロッキーな状態に追い込まれるようだ。
真面目にテニスして10年。ようやく自分のなんたるやがわかってきた。
足だ。拾って、拾って拾いまくる!
まるで、H.H.H.O=丘ひろみ
エースをねらえのオヤジ版だ。
サダチルは、きっとテニスを極めるであろう。
そして、今、サダチルよりやや強くて勝ってる奴って、そこまでなんだ
サダチルに勝つことでしか満足ができない。
つまり、力石、ホセも同じ。
ジョーに勝つことで、ボクシングを終わらせてしまったのだ。