サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

スピリチュアルな夏~甲子園球児の新たな提案「Enjoy Baseball」

パコ・デ・ルシア

探していたCD

Recital de Paco De Lucia

邦題「霊感」

名盤を手に入れた。

中古だが、ディスクユニオン柏店からの出品で、新品同様の状態だった。

以前から、ネットで検索しても、LPレコード盤の中古がほとんど。

CDであったとしても、海外とか、版のロットがつきたのか、上記のジャケットとは異なるパコの写真だったりで、このジャケットのCDが見つからなかったが、ようやくゲットできた。

日本でフラメンコに貢献した、濱田 滋郎氏による、解説も貴重なものである。

私自身、フラメンコギターにのめり込んでさほどのキャリアではないので、何とも言えない立場だが、このCDには、伝統的フラメンコの曲種という分類をすると、10曲中、3曲(malaguena, Buleria, rumba)といっていいほど、他の7曲はクラッシックや元々フラメンコではない楽曲を、パコが、フラメンコアレンジしているという構成。

収録曲の8曲目

Zarda De Monty (邦題:モンティのチャルダッシユ)

は特筆ものと思います。

作者:ヴィットリオ・モンティ

ヴァイオリニスト兼指揮者が、書いた曲を、パコが、フラメンコ化したというような解説文がある。

収録曲の7曲目

Plazuela(邦題:エル・テンプル)

パコの作品で、曲種はブレリア。名作「アルモライマ」に次ぐ、ブレリアの名作といってもいいかもしれない、エンディングでのギターの盛り上がりは、聴きごたえ十分。

この曲は、他のアルバムでは、「El Templ」という曲名の場合もある。

アルバム全体的にまとまりがあり、何度でも聴いてしまう。

 

107年ぶりの優勝に沸いた、甲子園

高校野球あまり見ないのだが、最後の最後で、ドラマがあった。

慶応高校107年ぶりの優勝は、意外な盛り上がりを提供してくれたのではなかろうか?

森林監督の「新しい高校野球の提案」のような施策が、選手に浸透し、機能したのが結果につながったのかもしれない。

伝統的なスポーツ刈りはせずに、今風のツーブロックありのヘアスタイルを自由に、Enjoy Baseballというテーマを掲げ、甲子園の舞台で、若者らしいイキイキとしたプレーが、暑さも吹き飛ぶ熱いプレーが、夏の光よりも眩しく映った。

夏の甲子園では、初の先頭打者ホームランも記録し、まさに慶応高校が我が物にした大会。出番はあまりなかったが、清原の次男も、話題を呼び、宣伝効果は十分だったことだろう。

今年の夏は、格別暑いようで、川沿いのこの町も、なかなか気温が下がってこなかった。先週末の金曜日の午後は、肌に刺さるような日差しで、普段、外に出ないから気づかなかったが、定例の通院で、午後、病院へ向かう時の暑さは異常だった。

頭の中で、いろいろ考えても、この暑さを止めることができるわけではなし、地球規模の大きな課題と言える。

そんな猛烈な暑さの中で、慶応高校「Enjoy Baseball」というスピリチュアルな想いを、前面にもってきたことが、ひとつの学びとして、取り入れてもいいのではなかろうか?

1000本ノックだの、ポカやったら、グランド10周のバツゲームを課したり、裏ではどうかわからないが、慶応のキャプテン大村君の「マンガのような結果」とインタビューの言葉、春の選抜で初戦敗退相手が、夏の甲子園でのリベンジ相手、しかも二連覇のかかるその仙台育英を阻んだというドラマ、劇画以上の内容だった。

メジャーリーグでは、今年も多くの人々に夢、歓喜を毎日のように与えてくれた大谷翔平が、再び、右肘じん帯損傷に見舞われた。打者としては、出場を続けるとのことだが、右肘手術となれば、復帰後は、リリーフやワンポイントのような使い方で、打者を軸のほうが、選手生命は長くできるかもしれない。投手より、打者 大谷のホームランの方が、俺的には、楽しみにしている。

花火も終わり、穏やかな隅田川

屋形船も停泊していることが多くなったように思える。

病院での検査結果は2か月連続良好で、担当医もニコニコ顔だった。まだまだ暑い日が続くかもしれないので、家で、フラメンコギターでも奏でながら、スピリチュアルに過ごそうかと。

Enjoy staying home!