柳沢慎吾を見た

野暮用で、ぶらり、大阪へ。

行きは、12:50 のぞみ113　13A
帰りは　18:47 のぞみ256 15A

いずれもグリーン車で、贅沢な旅をするのが、好きだ。

行きは、新幹線の700系に乗れた。
読書灯がついていて、シートも広め。
せっかくだから、使おうとおもったが、
外も晴れていて、日差しも車窓から差し込んでくるので、
ドストエフスキーを読み更って、２時間半の
列車の旅を味わった。

新大阪から、御堂筋線で、心斎橋へ。

御堂筋というと、どうしても、
この歌を思い出す。

歌：欧陽菲菲
曲：ベンチャーズ

♪梅田新道　心斎橋と
　雨の舗道は　淋しく光る
　あなた・・・　あなたのかげを
　あなたを偲んで　南へ歩く
♪

しかし、この御堂筋通りは、ほんと混んでいる。

大阪が、財政のピンチにあることをうかがわせない。

そういうわけで、いといろ用事を済ませ、
帰りは、「なんば」に立ち寄りたかったが、
というのも、食いだおれ人形が、現役だったのと、カーネル人形が道頓堀に沈んでいた、
２年前の「なんば」とどう町は変貌したのか、見たい気もしたからだ。
しかし、時間もないので、今日の、目的は達成したから、
真っ直ぐ、帰路へ。

帰りの新幹線は、旧型だった。
それと、夜は、あまり、人手がないようで、ごみ捨てとかを、
パーサーがやってくれない。
これは、「ひかり」も「のぞみ」も同じようだ。

夜は、車窓から何も見えない。
昨夜、ライブで、風の「北国列車」を歌ったのをよみがえらせていた。

帰りの車両で、何やら、若い女が、俺の座席を振り返りながら、通り過ぎてゆき、
数十分後、戻ってきた。
が、さっきと、衣装を変えていた。毛皮のワンピースを身にまとってきた。
体格のいい男が、ガードしているかのようだった。

熱海を通過する頃、大きな花火が見えた。

そういえば、アイドル全盛期に、松田聖子だのが、
ＴＢＳのザ・ベストテンで、
途中で、熱海とかで、中継で、停車中に歌って、すぐまた、新幹線に乗り込み、
手を振り次の巡業へいくのを思い出していた。

定刻どおり、東京駅へ到着。

のりかえの階段へ向かうと、
さっきの、体格のいい男と、毛皮のワンピースに着替えてきた女が、
名残惜しそうに、階段をおりずに、
白いコートを着て、マスクをした男と会話をしていた。

どこか見覚えがあると思ったら、
柳沢慎吾

新幹線は、タレントが乗ってる確率は高いのだろう。

トンボ帰りの忙しい、旅だったが、
芸能人って、西へ東へと、
きっと大変なんだろうな、と思いつつも、
旅の楽しさもあっていいような気もした。