サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

野良犬 見ごたえあった

膝痛に、飛蚊症と、
老化現象のサダチル。
 
中学、高校の同窓会じゃ、
「若いね、くずれてないほうじゃん」
って、言われて、わりと若いのかなと思っていたけど、
体の中身は、ボロボロだったようだ。
 
表に出る、白髪ハゲ、のほうが、よっぽど、幸せかもね。
 
今日は、どうにか、テニス、2時間、プレーできた。
膝を気遣ってもらいながらの、自分が、いた。
 
人は、老いることは、免れない。
 
酸化していく、身体。
 
今まで、やっていなかった、抗酸化のケア。
ほうれん草を食べたり、足腰以外の、眼にもいいこと。
 
酷使しているにもかかわらず、何もしなかったのが、原因か?
 
それとも、元々、弱い部分から、老いていくのか?
 
そんな、思いが駆け巡る中、友人が、酒の相手してくれて、
気持ちが、和らいだ。
いつも気持ちよく飲める、そんな付き合いが一番。
 
昨夜、テレビ朝日
「野良犬」
見ごたえあった。
 
刑事の江口洋介が、
高校の同期生たちの犯罪へと関与していく。
それは、高校時代の、ある出来事がきっかけの、
いじめにあっていた生徒の恨みでもあり、
いじめていた立場の者は相変わらず、社会で、権力を持ち続ける状況に、
学生時代は、黙って見逃してきた、江口が、
大人になった今、
立場を度外視して、
正義を貫き、事件の解決の先には、
職位転落にもかかわらず、
家族という大切なものに、
あらためて、人生の未来、満足感を見出していく、
時代をリードしていく世代となったとき、
現代社会で、何ができるのかを問われる自分の真価を問われる、
存在の証明を描いた、名作だった。
 
無縁社会はおろか、無責任社会とでもいうのだろうか。
 
バブルを経験した、日本が、豊かさの経済下で、
個の夢だけを、実現し、
世界を見据えた社会を、建立してこなかった、
その死角以外の何物でもないのだ。
 
ディズニーの「101匹わんちゃん」然り、
犬のほうが
なんて、利口なことか。
 
この「野良犬」というドラマもまた、
そんな、データ社会の裏にある、
人間模様を、
臭いをかぎつけて、直感とフットワークで、
仕事をしてきた、江口扮する刑事こそ、事件解決の真実を暴ける場所にいた、
それこそが、最も重要な社会の存立基盤であると、
この黒澤ドラマは、問いかけている。