正月、それは一体なんだろうね。
芸能人は、ハワイへ行くし、
故郷のある人は、帰省したり。
俺みたいな特に、故郷が遠いわけでもないし、
海外脱出みたいな、プラン練るほど、開放感求めたり、ストレスが溜まりすぎてしょうがない、
というわけでもなく。
人と人が交われば、ストレスは、生じる。
そのリセットが、こうした、長期休暇に託されるようだ。
すっかり、俺の中では、年末年始のテニスは恒例となりつつある。
しかし、これも、仲間があってのこと。
こうして、ちょっとしたリフレッシュができるだけで、俺は、十分だ。
モノレールの先頭に乗って、浜松町を出る。
ウォーターフロントの景色が続く。
バブル崩壊後も、こうして、
海抜6メートル程度の埋め立て地は、
ビジネス、工業地帯が立ち並び、
最近では、夜、工場のネオンに興味を見出し イルミネーション化されたツアーが、
組まれたりしているようだ。
俺も、若い20代の頃、バブルにあやかり、
ウォーターフロント銘柄の株を客に勧めていたりしたもんだ。
さあ、駅が見えてきた。
モノレールも珍しく、ガラガラだった。
そして、
テニスコートは、眩しいばかりの、青空、陽気。
この日は気温は、17℃。
日蔭の多い有明テニスの森に比べると、大井ふ頭は、ビル風が少なく、
温かい気がする。
設備そのものは、老朽化し、
有明のように、改装が立ち遅れて、
コンディションの悪いコートもある。
しかし、これもまた、バブルの遺産。
俺も、若い頃、会社の上司に誘われ、
有明は、会社で、コート確保もできるような状態にあった。
今は、友人が、確保してくれて、
こうして、大井ふ頭で、
正月テニスを楽しむことができるんだ。
かくして、お互い、テニスして、
いろんな生きる辛さを越えてきたんだと、感じる。
願い事は、誰しも同じ。幸せになることに間違いはない。
17歳ぐらいのころからか、
生きるとは前途多難という思いを、抱き始めた。
俺も50歳を過ぎて、いたんだね。
そして今も、自分の道なんてものは定まらず、
ただ彷徨っているような自分に気が付く。
でも、いくつかの苦しい思いは、乗り越えたぜ!
Getting Over Hard Times
テニス後、黄昏のモノレールが、
水辺に沿って、
また、明日へと向かう!