サダチルシア~sadachilucia’s blog

サダチルシア=サダチル(さだまさし+ミスチル)+パコデルシア

長いと思った正月休みも終わってみれば

今日で、休みも終わりじゃけん。
 
でも、例年ほど、酒吞むこともせず、
朝寝坊もほどほどで、
古式ゆかしい正月ムードに、溺れずいすんだ。
 
明日からの仕事も、すぐ平常モードに戻れるかもしれない。
 
娘と2人で、デパートの初売りとやらに、生まれて初めて行った。
 
初詣の帰りとかに、お好み焼きだのは、過去にあったが、
この壮絶なショッピングは、初体験!
 
駅の改札から、ゾロゾロ、行列になりつつあり、
デパートの周囲を、
プラカード持った店員が、整理し、
開店の渦を捲く。
 
待ち時間の間、広告入りのホカロンを、配って、
それを入店前には、キチンと、エコをと、回収する。
 
すっかり、こういう仕組みが、世の中にはあったんだな。
 
膝の痛みもまだあったが、
どうにかテニスも、3回、出来た。
 
そして、日テレG+ での、
巨人の星」のリマスター版。
 
高校球児が、親子の念願だった、
ジャイアンツへ入団。
 
しかし、他球団との2軍での試合で、
致命的欠点を見抜かれ、
それは、ホームラン配給王になりかねないという、
剛速球の裏にある、球質の軽さに問題があった。
 
大投手 金田正一に、
「カーブもシュートも皆、大リーガーの発明や、何で、同じ人間なのに、日本人は、新しい何かを、発明、出きんのやろ」
と、落ち込んでいる星飛雄馬に、語りかけた。
 
これをきっかけに、飛雄馬は、
大リーグボールという、
新しい、ボールを開発していかねばならない、
苦しい、プロ野球の世界を歩んでいく。
 
思えば、こんなに深~い、教育番組かのごとく、
素晴らしいアニメだったのではなかろうか。
 
男の根性、血と汗と涙、貧乏の克服、
それがなんだってんだいとう、この時代。
 
そう、馬鹿にしてる間に、
日本という国は、胡坐をかいて、ダメになりつつある。
 
原発は勿論、高速道路の老朽化という問題もでてきた。
今度は何だ!
飛行機?、最も事故率の低い、新幹線?
 
崩れゆく高度経済成長の資産が、
とんでもない、疑問を投げかけている。
 
先進国の仲間入りと思われた、日本が、
ただの真似、押し売りで、
経年劣化した、インフラで、
脅かされていくのだ。
 
もう、車なんて乗って、
ドライブも安心してできやしない。
 
格安の飛行機に乗って、空なんて飛べない、いつ自分が、墜落機に搭乗するジョーカーを
引くかわかりゃしない。
 
軌道に乗った経済成長に甘んじ、
メンテナンスする日がやがてくることを、
誰も対策を
うちたて、実施しなかったのだ。
 
これが、産業発展の末路の第一段階と捉えるべきだろう。
 
そんなことを、考えながらも、
この正月は、
とても、いい休日だった。
 
まるで、小学生の頃、何も不安もなく、
将来も心配せず、ただ、学校が休みで、あることがどんなにか、嬉かったか。
そんな昭和の末裔の俺が、いた。
 
昭和の資産を、メンテし、
また、新しいインフラを整備しなければならない、
そんな大きな課題が、
この国には、あるのだ。
 
目先の株高、景気回復程度で、
済まされる状況ではないのだ。